2011年8月21日日曜日

新6Vのススメ 「Get the ROCKVOLT Power」   2006年06月18日






§3.シリンダーのウンチク


まぁ何はともあれ、ボアアップにはシリンダー交換は必須です!

純正流用でイクか、社外のカスタムパーツでイクか
それぞれ意見が分かれそうですが、
独断で言わせていただけるなら
「SS50初期型」のアルミシリンダーですね!(^o^)丿
小さく浮き文字で刻印された、「49cc」が最高♪です
(極初期の台乗せ49ccなら究極ですな♪)
ココで言う「最高♪」というのは 
あくまでもヘンタイ的見地からの御話のコトでして
パフォーマンス的に最高なモノは もっと他に御座いますでしょう が
パワーより観た目を重視 な 自他共に認める刻印フェティ としては
「ヨコ猿人にわ まづSSシリンダーありき・・」は 
絶対に譲れない条件 なので御座いますwww

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追加情報:SS50の最終部品出しシリンダーは「49cm3」刻印だった
と言う情報を入手しております。
一時期アフターマケットパーツメーカーのシリンダーでも
出回った経緯のある あのシリンダーのコトです・・
ある意味「希少」ですが cc刻印まにわ としては
ヤッパリ「cc」でないとね♪♪ って感じでせうか・・www 
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このSSシリンダーは 中に圧入されている鉄製のスリーブを
ボーリングすることによって、最大52mmまでボアアップ可能です
(前期ロットには52mmボーリングは不可能な物もあります) 
そーです! 純正ストローク&スリーブ径最大排気量の
88ccのピストンが装着出来るのです!
ノーマルのボアから比較すると、
13mmもピストンの直径が大きくなるのです(ノーマルは39mmね)
この場合、スリーブの残厚がホントにペラペラになるんで、
耐久性には目をつむって頂きます。
より耐久性を重視するなら、
1mm控えた51mm(85cc)がオトナの選択ですね。
わたしは個人的にオトナな51mm派なので 
52mmはガラスのシリンダーと呼んでいますが・・ww

簡単に52mm最高♪ という方も居られますが 
一瞬のパフォーマンスだけを求めるならまだしも
人間の握力程度で簡単に歪んでしまうくらい 
薄いスリーブの猿人に耐久性を持たせるには
バランスのとれたパーツチョイスと高度な組込みテクニックと
精度の高いパーツが必要デス
中古の猿人にポン付け では壊れて当然
と言っても過言では無いでしょうww
知恵の無いヤツほど 金を出したがらず 派手なのを好む
ドコの世界でも同じ っつうコトですかねェ・・・www

ちなみに 最近は大陸製の安価なボアアップKitが巷に溢れていますが
「安いから」と 安価なボアアップキットを使用すると 
手痛いしっぺ返しを食らう場合も御座いますので御注意下さい。
モノによっては シリンダーの穴の精度の粗悪な物や
スリーブの材質の粗悪な物等も存在するらしいので 
部品のチョイスは充分に吟味される事をオススメ致します。
まぁ最近は 一流とか老舗とか言われてるメーカー品でも 
柔ヤワのスリーブを使ってたりしますので 
新品ならドコも大差無いかもしれませんが・・・(爆)
その辺りもガラスのシリンダーと言われる所以だったりするンです・・・

「ンぢゃ ドーすればエエんだョ!」 という貴方にオススメなのが
信頼出来る内燃機屋さんでのスリーブ打ち換えデス♪
応力分散の済んだシッカリとしたスリーブを使用して
シリンダーを製作すれば
性能と耐久性を兼ね備えた 最強のシリンダーを造るコトも可能です♪♪
もちろんコストも最強ですが・・・(自爆)

さて 話を戻しまして 
もう一方の鉄製シリンダーに目を向けてみましょう。

使用するのは、内径47mmの各車種純正72ccの鉄シリンダーです。
中古品ではカブ70の物が1番手に入れやすいですね。
あとはダックス70、CD70、シャリイ70等ですが、
留意する点として ダックス70以外は
レッグシールドを取り付けるボス穴が、
シリンダー外壁にあらかじめ装備されています。
レッグシールドを装着する場合には非常に重宝するのですが、
無い車種の場合は無用の長物です。
性能的には全然関係ありませんから、
気にならない方は気にしなくてもいいでしょう。(ワケワカ)

カブ90の47mmシリンダー(85cm3表示)は、
シリンダー全長が6mm程長いので まるで別物です。
個人的に 90系の猿人は興味無い ので ココでは割愛致します・・・
90系猿人ポン乗せで云々は 余所で語ってる御方が居られますので 
ソチラを参考にして下さい。
誤解を招くコトを承知で言わせて貰えば
「90猿人をベースや流用部品として捉えるなら許せるが 
               ポン乗せは卑怯者のやるコトww」
と 思ってますので わたしは全く興味が御座いませんwww 

話を72ccに戻します♪
70系の鉄シリンダーにも、製造年代によって排気量表示が異なります。
比較的古いシリンダーには 「72cc」と刻印されていますが、
新しいモノには 「72cm3」と刻印されています。 
これもこだわらない方にはどーでもええコトです。
わたしは49cc表示には拘りますが 
何故か72表示には然程こだわりはアリマセン・・・(^^ゞ)
が 現行のシリンダーより 昔のシリンダーの方が素材が良い 
という話も御座いますので
ccの刻印に拘るのも あながち無駄ではないかもしれません・・ww

鉄シリンダーの利点&欠点ですが、まずはイの一番に、
刻印以外は 「ノーマル然としている」っちゅーコトでしょう。 
これは利点にも欠点にも当てはまります。(ワカルでしょ?)
1番の利点としては「スリーブとシリンダー本体が同一材質」という点です。
んぢゃ何故「スリーブとシリンダー本体が同一材質」だとエエのか・・・
金属っつうのは 熱が加われば、大なり小なり膨張します。
ここで特に記述すべき事項は、
「アルミと鉄とでは 膨張率が異なる」っちゅうー点です。
アルミシリンダーは純正品も社外品も
実際にピストンが往復するスリーブ部分は「鉄」です。
つまり、アルミでできたシリンダーに、
鉄スリーブが圧入されているのです。
エンジン稼働時には シリンダーとスリーブは熱を持って膨張しますが 
膨張率の違いから 僅かながら両者の間にクリアランスが発生するのです。
そのクリアランスが 只でさえ弱いスリーブの変形を誘発し 
ピストンが・・・(略ww
この事実からも 薄いスリーブが如何に危険か 御理解頂けるかと思います。
(ガラスのシリンダーと呼ばれる所以ですね・・・)
昨今ではカブ系猿人も進化致しまして ↑の問題をクリアさせるべく 
スリーブ一体式のアルミシリンダー っつうのも販売されているようです。
たいへん高価なので わたしには手が出ませんが・・・(自爆)

逆に鉄シリンダーは、その名のとおりシリンダー全体が鉄製で一体構造です
「熱歪みの異差が存在しない」という大きなメリットが、
鉄シリンダーの最大の利点ですね!

反対に欠点は、皆さんのご察しのとおりです。
“重い” “放熱性が悪い” “サビる” “フィンが短い” 
“ハリアイがない” etc・・・(爆)
こだわって使ってる方なんかは、「おたくワカッテルねェ・・・♪♪」
            的で逆にカッコイイんスけどもね。(^o^)

鉄シリンダーは一応51mm(85cc)までしかボアアップ出来ません。
ボーリングしてスリーブ打ちかえる っつうならもっとイケますが 
                 現実的ではアリマセンね(爆)
排気量の選択は リリースされているピストンのラインナップ次第ですが、
わたしが現在確認出来ているモノで「72cc」「75cc」
「80cc」「81cc」「83cc」と「85cc」の合計6種類です。
詳細は、各種社外品メーカー(サードパーティー)のカタログ等をご参照下さい。

モチロン コンロッドのピン径加工して ケース加工して 
シリンダーワンオフして 他車のピストン加工して 
ってヤレば選択肢は他にも様々でしょうがね・・・www
「ヤル気さえありゃぁ 大概のコトは可能っスョ♪」と 
サラっと言ってのける オトコマエな加工屋さんも居られますので
興味の在る方は連絡下さい 紹介します(走召火暴)

funnyの独り言…
昔のcc表示の鉄シリンダーって 掘ってスリーブ薄くしても 
同じ厚みなら社外のシリンダーより スリーブが硬い 様な気がする・・・ 
(あくまでも気がするだけで 実際に硬度を測ったワケではない・・www)
ちなみに 本田純正SSシリンダーのスリーブは「ステキ♪♪」
               っつう話も聞いたコトあるなぁ・・
Yキットのシリンダーのスリーブは別物 っつう話は本当だらうか・・・

補足
OHCのカブ系猿人創世記には C65とかCS65という車種も存在し 
63ccという排気量も存在致しましたが
極々一部の狂信的横型ヘンタイ趣味の人々以外 一般的では無いので
ココでは割愛させて頂きマス(火暴)

RCエンジニアリングのシリンダーは「アルミの素材密度が高い」という噂
SSシリンダーに準じだデザインもステキです♪♪


「同じ排気量なら鉄シリンダーの方がスピードが出る」
by早矢仕おやぢ・・













1 件のコメント:

  1. 結局オレの4LはSS50のシリンダーのスリーブを打ち替えて
    51mmにしたんだよなぁ・・・。

    次はヨシムラのビレットシリンダーのスリーブ打ち替えして
    最強の51mmシリンダーを造りたいなぁ・・・。

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